セラミックフォーム（伝熱変換素子の原理）｜製品案内｜業務内容

本技術は、東京工業大学越後教授の約10年に亘る基礎・応用研究と大同特殊鋼（株）、
三菱エンジニアリング（株）などによる工業化研究を基に完成した新しい伝熱輻射技術です。
（基本特許：特許番号　第1105758号）

炉内燃焼ガス通路に設置されたセラミックフォームは、大きな骨格表面積を持つため、極めて効率よくガスの顕熱がセラミックフォームに伝わり、固体輻射エネルギーとして射出されます。

この時一番上流側では、熱線は遮られずに被熱物へ輻射されるが、下流側へ向かう熱線は大部分が遮へいされ、ガスは輻射された熱量分だけ温度を下げ、下流へ移動します。

このようにセラミックフォーム内で輻射される熱線は、その点の前後の光学的厚みに応じて減衰し、更に輻射熱量は絶対温度の4乗に比例することが相乗し、ガスはセラミックフォームの上流部分で急激に温度を降下させ、ガス顕熱の大部分は上流方向に輻射され、炉内で有効に活用される結果、省エネルギーに寄与できます。

１.金属加熱炉（W・H式＝ウォーキング・ハース式ビレット加熱）

燃料原単位	従来	改造後	省エネ率
38.1ℓ/t	33.5ℓ/t	12％

（３）炉仕様

資料提供：大同特殊鋼（株）殿

２.ナフサ分解炉（ヘリカルコイル型管式加熱炉）

（１）省エネ効果

燃料使用量	従来	改造後	省エネ率
燃料使用量	2.⁰⁹×10⁶Kcal/h	1.⁶⁶×10⁶Kcal/h	20.⁶％

償却期間　1年

（３）炉仕様

資料提供：三菱油化エンジニアリング（株）殿

３.金属溶解炉（アルミニウムるつぼ型溶解炉）

燃料原単位	従来	改造後	省エネ率
960Kcal/Kg	710Kcal/Kg	26％

（３）炉仕様

資料提供：第一熱工（株）殿

愛知県瀬戸市にあります株式会社成田製陶所では、バーナーやセラミックの開発で無限の可能性に挑戦しております。